ハンガリー製薬最大手のゲデオン・リヒターが7日発表した2012年通期決算の営業利益(EBITDAベース)は777億フォリントで、前年を9%下回った。販売・マーケティング、研究開発(R&D)コストが増加し、利益が圧迫された。売上高は3,267億フォリントで、6.1%増加した。
\売上高を地域別でみると、主力の欧州連合(EU)は7.2%増1,167億フォリントに拡大。ロシア(9.9%増の973億フォリント)、ウクライナ(34.2%増の197億フォリント)、ロシア・ウクライナを除く旧ソ連圏(27.2%増の268億フォリント)も好調だった。一方、国内は13.3%減の309億フォリント、米国は21.4%減の161億フォリントと振るわなかった。
\売り上げの約3分の1を占める女性用医薬品は4.6%増の946億フォリント。地域別では国内が45億フォリント(増減なし)、EUが371億フォリント(11.7%増)、旧ソ連圏が297億フォリント(20.2%増)、米国が155億フォリント(21.1%減)だった。
\(10HUF=4.32JPY)
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