市場調査会社セジディム・ルーマニアの最新リポートによると、ルーマニアの医薬品市場規模は昨年26億3,000万ユーロとなり、前年から3.1%拡大した。現地通貨レウ建てでは8.3%増の17億1000万レウで、セジディムの予測を0.6ポイント下回った。今年はレウ建てでは1.4%増加するが、ユーロ建てでは前年実績を下回る見通しだ。
\薬局経由の売上高は2.6%増の23億ユーロ、医療機関向け売上高は6.4%増の3億5,600万ユーロだった。処方薬は1.8%増の19億ユーロ、一般薬(OTC)は6.6%増の3億7,500万ユーロだった。
\企業別シェアではサノフィ・グループが売上高9億7,830万レウで市場の8.4%を占めて1位。以下、ホフマン・ラロシュ(7.6%)、ノバルティス(6.4%)と続いた。このほか、グラクソスミスクライン(GSK)、セルヴィエ、ファイザー、アストラゼネカ、メルク、ランバクシー、アボットがトップ10にランクインした。
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