ラトビアのヴァルディス・ドムブロフスキス首相は22日議会で、来月にユーロ参加を正式に申請する方針を明らかにした。実現すれば2011年のエストニアに続き18番目のユーロ導入国となる。
\ラトビアは来年初めのユーロ導入を目指している。欧州委員会への申請後、6月の欧州首脳会議、7月の欧州中央銀行(ECB)の承認を得ることが必要だ。
\野党はユーロ導入の可否について国民投票実施を求めている。しかし、首相は2003年の欧州連合(EU)加盟をめぐる国民投票ですでに承認済みとの立場だ。
\ラトビア政府の顧問を務めるオーストリア国立銀行(OeNB)のフランツ・ナウシュニグ理事(国際関係担当)によれば、ユーロはすでにラトビア第2の通貨となっている。全世帯の半分はユーロ貯蓄口座を持ち、融資の80%はユーロ建てという。
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