2013/2/27

CIS諸国

ウズベク政府、タジキスタン領迂回の鉄道路線を計画

この記事の要約

ウズベキスタン政府は、タジキスタン領を迂回して首都タシケントと東部フェルガナ地方を直接結ぶ鉄道路線の建設を計画している。\ タシケント~フェルガナ地方間は現在、ハヴァスとコーカンドを結ぶ110キロメートルの路線が運行して […]

ウズベキスタン政府は、タジキスタン領を迂回して首都タシケントと東部フェルガナ地方を直接結ぶ鉄道路線の建設を計画している。

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タシケント~フェルガナ地方間は現在、ハヴァスとコーカンドを結ぶ110キロメートルの路線が運行しているが、同路線はタジキスタン領のソグド州を通過するため、タジキスタン側に毎年2,500万米ドルの通行料を支払う必要がある。また、政情不安などにより国境が閉鎖されれば物資の輸送が途絶しフェルガナ地方の住民の生活に大きな支障が出る可能性もあるため、タジキスタンを経由しない路線の建設が課題となっていた。

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建設が計画されているのはアングレンとパップを結ぶ129キロメートルの路線で、クラミンスキー山脈のカムチック峠を通るため、タジキスタンを迂回することができる。ウズベキスタン鉄道によると、年内に事業化調査を終了し、来年にも建設に着手する考えだ。総工費は19億ドル、工期は5年を見込んでいる。

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