2013/10/9

ロシア

ロスアトム、バングラデシュ初の原発に着工

この記事の要約

バングラデシュ初の原子力発電所の建設が始まった。首都ダッカの北西160キロに位置するルプールに、出力1,000メガワットのロシア製原子炉を設置する。2017年の稼動を目指す。20年までに同型の2号機の操業を開始し、発電能 […]

バングラデシュ初の原子力発電所の建設が始まった。首都ダッカの北西160キロに位置するルプールに、出力1,000メガワットのロシア製原子炉を設置する。2017年の稼動を目指す。20年までに同型の2号機の操業を開始し、発電能力を倍増させる計画だ。

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プロジェクトを受注したのはロシア原子力公社(ロスアトム)の関連会社であるNIAEP-ASEだ。建設から操業、燃料供給、使用済み燃料処理までを一手に引き受ける。

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投資規模は約20億米ドルで、2号機の建設を含めてロシアから5億ドルの融資を受ける。

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ロシアはプーチン大統領の輸出拡大戦略の一環として、原発輸出にも力を入れている。IAEAとロスアトムによると、世界で建設中の原子炉68基のうち、ロスアトムが関与しているものは28基に上る。

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バングラデシュは経済成長を背景に電力需要が年7%強、拡大している。天然ガスによる火力発電への依存が高いが、消費増加に国内のガス生産が追いつかない状況だ。

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今回のプロジェクトで建設される原子炉2基は60~80年間の稼動を予定する。

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