2013/10/16

CIS諸国

関税同盟の国営鉄道3社、合弁貨物輸送会社設立に向けタームシートに調印

この記事の要約

関税同盟および共通経済圏(CES)を構成するロシア、ベラルーシ、カザフスタンの3カ国の国営鉄道であるロシア鉄道、カザフスタン・テミル・ジョルィ、ベラルーシ鉄道の3社はこのほど、合弁のコンテナ貨物輸送会社「統一輸送・物流会 […]

関税同盟および共通経済圏(CES)を構成するロシア、ベラルーシ、カザフスタンの3カ国の国営鉄道であるロシア鉄道、カザフスタン・テミル・ジョルィ、ベラルーシ鉄道の3社はこのほど、合弁のコンテナ貨物輸送会社「統一輸送・物流会社(ITLC)」の設立に向け、設立契約書の大まかな枠組みを記述したタームシート(条件概要書)に調印した。

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ITLCは、欧州・アジア間のトランジットを含むCES内のコンテナ貨物輸送を主な業務とする。各国政府の承認を経て、株式会社として設立され、ザバイカルスク駅(ロシア)、ドストゥイク駅(カザフスタン)、アルトゥインコリ駅(カザフスタン)、ブレスト北駅(ベラルーシ)の各鉄道貨物ターミナルの移管を受ける。ITLCの設立はCESが目指す経済統合の促進に貢献するものであり、今後CESでの大規模な共同プロジェクトの実施に弾みがつくと期待されている。

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ロシア鉄道、カザフスタン・テミル・ジョルィ、ベラルーシ鉄道の3社は現在、ロシア鉄道子会社のトランスコンテナおよびRZDロジスティクスのスタッフも加えた作業部会を設置し、ITLC発足に向けた準備を進めている。

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