2013/10/16

ロシア

ロシア政策金利据え置き、14カ月連続

この記事の要約

ロシア中央銀行は14日の理事会で、主要政策金利である7日物レポ金利を5.5%に据え置くことを決定した。金利据え置きは2012年9月以来14カ月連続。インフレと景気の両リスクを検討した結果だとしている。翌日物固定レポ金利、 […]

ロシア中央銀行は14日の理事会で、主要政策金利である7日物レポ金利を5.5%に据え置くことを決定した。金利据え置きは2012年9月以来14カ月連続。インフレと景気の両リスクを検討した結果だとしている。翌日物固定レポ金利、リファイナンス金利など、その他の政策金利も全て据え置いた。

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ただ、中銀は今回、金融市場金利を「当面、許容できる水準」と評価する一文を説明から消しており、市場では金融緩和の前触れとの観測が浮上している。

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中銀は年間インフレ率が現在の6%から来年にはさらに低下するとみる。また、輸出需要や投資が停滞していることから、中期的な経済回復の可能性は低いとの予測だ。

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今年6月に就任したナビリウナ新総裁はプーチン大統領の側近で、市場では政府の求めに応じて金融緩和を実施するとの見方が強い。

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