2013/10/30

チェコ・スロバキア

テメリン原発に発注差し止めの仮処分、アレバの申し立て受け

この記事の要約

チェコのブルノ地方裁判所は21日、テメリン原子力発電所の拡張工事入札をめぐり、国営電力会社CEZに落札企業との契約締結を禁じる仮差し止め命令を下した。入札で選考から漏れた仏原子力大手アレバの訴えを受けた措置。\ テメリン […]

チェコのブルノ地方裁判所は21日、テメリン原子力発電所の拡張工事入札をめぐり、国営電力会社CEZに落札企業との契約締結を禁じる仮差し止め命令を下した。入札で選考から漏れた仏原子力大手アレバの訴えを受けた措置。

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テメリン原発拡張工事の入札には、アレバに加え東芝傘下のウエスチングハウスとロシアのアトムストロイエクスポルトの3社が応札した。CEZは昨年10月、アレバの提示案に重大な欠点が複数あるとして、同社を選考対象から除外。アレバはこれを不服としてチェコの独占禁止当局(UOHS)に数回にわたって異議を申し立てたがいずれも却下されたため、提訴に踏み切った。

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CEZは将来の電力需要の増加に対応するためテメリン原発に25年までに原子炉2基を増設する計画。原子炉の施工業者は当初、9月末までに決定される予定だったが、2014年か15年にずれ込む見通しだ。

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