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2013/11/6

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

三菱重工など、トルコ原発建設を実質受注

この記事の要約

三菱重工業は10月30日、トルコ・シノップ原子力発電所の建設計画に関連する商業契約でトルコ政府と大筋合意したと発表した。安倍首相のトルコ訪問に合わせたもので、トルコ国会の承認を経て、三菱重工が参加する国際企業連合とトルコ […]

三菱重工業は10月30日、トルコ・シノップ原子力発電所の建設計画に関連する商業契約でトルコ政府と大筋合意したと発表した。安倍首相のトルコ訪問に合わせたもので、トルコ国会の承認を経て、三菱重工が参加する国際企業連合とトルコ政府の間で正式に締結される。日本企業が国外から原発を受注するのは、福島第一原発事故後で初めて。

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今回のプロジェクトは、北部の黒海沿岸に位置するシノップにトルコで2番目の原発を建設するもの。三菱重工と仏アレバが合弁で開発した加圧水型炉「ATMEA1」(出力110万キロワット)を4基設置する予定だ。総投資額は推定20億~25億米ドルで、トルコ共和政100周年に当たる2023年の稼働を目指している。

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トルコ政府は今年5月、三菱重工とアレバから成る企業連合に独占交渉権を与えていた。

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