2013/11/13

総合・マクロ

中東欧の景況感が改善、来年の景気転換に期待

この記事の要約

オーストリア管理銀行(OeKB)が6日発表した10月の中東欧景況感指数によると、同地域で事業を展開する外国企業の見通しが改善している。10月の指数は7月の前回調査を1.5ポイント上回る84.1ポイントに上昇し、前回に続い […]

オーストリア管理銀行(OeKB)が6日発表した10月の中東欧景況感指数によると、同地域で事業を展開する外国企業の見通しが改善している。10月の指数は7月の前回調査を1.5ポイント上回る84.1ポイントに上昇し、前回に続いて改善した。7月は4月に比べて0.8ポイント上昇していた。

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現地子会社の現在の業況を「良い」とみている企業は38%を占め、現況評価は1.1ポイント増の83.2ポイントに上昇した。今後6カ月の景況見通しも1.9ポイント増の85.2へ改善した。

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チェコでは2年連続のマイナス成長から来年は景気拡大に転じる見通しだ。今後12カ月の経済見通しを楽観する企業は25%に上る。子会社の業況についても現時点で「良い」とするところは41%、今後6カ月で改善を見込むところは30%となった。その結果、景況感指数の伸び幅でチェコは調査21カ国中トップに立った。

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一方でスロベニアは来年も景気回復が難しそうだ。経済見通しが悲観的な企業は31%に上る。特に建設・金融サービス業でその傾向が強い。

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調査対象となった10業界のうち、景況見通しが最も楽観的だったのは運輸業だった。流通もマクロ経済改善の恩恵を受けて、見通しが明るくなっている。

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ポーランド
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