ロシアの天然ガス最大手ガスプロムと石油化学最大手シブールは4日、極東での天然ガス処理プラントとガス化学コンプレックスの建設で協力することで合意、覚書に調印した。
\ガスプロムはアムール州ベロゴルスクに年間600億立方メートルの処理能力を持つガス処理プラントの建設を計画している。同プラントでは天然ガスからエタンなどを分離する。一方、シブールが建設するガス化学コンプレックスでは、ガス処理プラントから供給されるエタンを処理しモノマーとポリマーを生産する。
\ガスプロムは、東シベリアと極東のガス開発を促進する「イースタンガスプログラム」のもと、ヤクーチアとイルクーツクのガス田からの多成分ガスを処理する大型コンプレックスの設立を検討しており、シブールとの協力はこのプロジェクトの一環だと説明している。
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