ロシア連邦統計局（ロススタット）が6日発表した10月のインフレ率は前年同月比6.3％となり、上げ幅は前月の6.1％から0.2ポイント拡大した。食品・サービス価格が上昇したことが大きい。インフレ率は6月から4カ月連続で低下（あるいは前月と同水準）したが、再び上昇に転じた。
\分野別でみると、アルコール・たばこは17％増と大きく上昇し、今年最高の上げ幅を記録した。食品・ノンアルコール飲料は同5.4％で物価全体の平均を下回ったものの、前月の4.6％からは0.8ポイント上昇した。その他の分野の上昇率は住居・水道・電力・ガス料金が8.6％、教育費が8.4％、宿泊・飲食サービスが8.1％、医療・ヘルスが7.9％、交通が4.7％などとなっている。価格変動が激しいエネルギー、食品、アルコール・たばこを除いた基礎インフレ率は5.5％だった。
\必需食糧品の購入に必要な最低額「ミニマム・フード・バスケット」は1人当たり2,801.8ルーブルで、1年前に比べ5.5％上昇、前月に比べても1.6％上がった。
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