2013/11/13

ロシア

バイテク産業の振興に向け工程表発表

この記事の要約

ロシア政府は先ごろ、バイオテクノロジー(バイオエネルギーを含む)と遺伝子工学の発展に向けた2013年から19年までのロードマップを承認した。天然資源の輸出に依存する経済構造から脱却するため、大きな成長が見込めるバイテク分 […]

ロシア政府は先ごろ、バイオテクノロジー(バイオエネルギーを含む)と遺伝子工学の発展に向けた2013年から19年までのロードマップを承認した。天然資源の輸出に依存する経済構造から脱却するため、大きな成長が見込めるバイテク分野の振興を図る。

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ロシアでのバイテク製品の消費額は12年の39億米ドルから15年には55億ドルに、18年には90億ドルに拡大すると予測されている。生産額も12年の7億9,000万ドルから15年に15億ドル、18年には90億ドルに急増すると見込まれている。

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ロードマップでは代替エネルギー技術の開発に重点が置かれており、地方自治体が実施する農業廃棄物からのバイオ燃料生産を含む代替エネルギー源の確立に関する革新的なプロジェクトの件数を昨年の2件から15年までに10件、18年までに20件に引き上げることを目標に掲げている。また、燃料の消費と生産に占める自動車用バイオ燃料および添加剤のシェアを現在のゼロから18年までに8%に引き上げることを目指している。さらに、バイオマス固形燃料の生産量を昨年の300万トンから18年までに1,600万トンに拡大する。

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政府によると、バイオテクノロジー製品の世界市場の規模は25年までに2兆ドルに達すると見られている。同市場は米国と欧州、日本およびカナダがリードしており、ロシアのシェアは0.1%にすぎない。

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ポーランド
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