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2013/12/4

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

チュニジアのワイヤー大手、マケドニアに工場設置

この記事の要約

チュニジアの自動車部品大手Coficabがマケドニアにワイヤーハーネス工場を設ける。マケドニアに拠点を構える取引先の要望に応えた措置で、今月中旬にも製造を始める。来年にはグリーンフィールド投資も開始する。マケドニアのサマ […]

チュニジアの自動車部品大手Coficabがマケドニアにワイヤーハーネス工場を設ける。マケドニアに拠点を構える取引先の要望に応えた措置で、今月中旬にも製造を始める。来年にはグリーンフィールド投資も開始する。マケドニアのサマク無任所相がこのほど明らかにした。投資規模は明らかになっていない。

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Coficabは南部カヴァダルチ市に工場を設置する。今月中旬から同じカヴァダルチ市に工場を構える独ドレクスルマイアー向けにワイヤーを生産する。その後、独クロムベルク&シューベルトのビトラ工場にも製品を納入していく。当初3年間は150人を雇用する予定だ。

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Coficabはエネルギー、電気通信事業などを手掛けるエルーミ・グループのワイヤー製造会社だ。マケドニア政府によると、同社はワイヤー生産で世界第3位。デルファイ、矢崎総業、ヴァレオなどに製品を納入している。(東欧経済ニュース9月11日号「EBRD、独自動車部品大手の南東欧事業に融資検討」、12年7月27日号「独ドレクスルマイアー、マケドニアに進出」、2011年6月22日号「独自動車部品のクロムベルク、マケドニアに工場建設」を参照)

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