中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2013/12/11

CIS諸国

ウクライナ、風力発電が拡大

この記事の要約

ウクライナは代替エネルギーの開発に力を入れており、なかでも風力エネルギーの利用拡大を促進している。ビジネスニュースサイト「Delo.ua」が、ウクライナ風力エネルギー協会(UWEA)のコネチェンコフ会長の話として伝えたと […]

ウクライナは代替エネルギーの開発に力を入れており、なかでも風力エネルギーの利用拡大を促進している。ビジネスニュースサイト「Delo.ua」が、ウクライナ風力エネルギー協会(UWEA)のコネチェンコフ会長の話として伝えたところによると、国内の風力発電設備の定格出力合計は13年末に450メガワット(MW)、14年末には650~700MWに拡大する見通しだ。

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同会長によると、今年初め時点の定格出力合計は302MWで、前年と比べ倍増した。さらに今年は1~7月の間に合計で18.32MWの発電施設が稼働を開始。投資総額は8,400万ユーロだった。

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ウクライナでは、風力発電の大型プロジェクトが相次いでいる。エネルギー大手DTEK傘下のウィンド・パワーは、ザポロジェ近郊にあるボティエボ・ウィンドファームの建設を進めている。同ファームは2012年に90MW分が完成しており、最終的には200MWとなる。投資金額は3億5,000万ユーロが見込まれている。また、ヴェトロパルキ・ウクライニーは125.5MWの施設の建設を発表した。18年までにルガンスクで3カ所の施設を建設する計画で、投資額は23億米ドルを見込んでいる。

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