ポーランド中央統計局(GUS)が1月30日発表した2013年の国内総生産(速報値)は実質ベースで前年比1.6%増となった。ただ、プラス幅は12年の1.9%から0.3ポイント縮小し、過去最低だった09年と同水準にとどまった。輸出の半分以上を占めるユーロ圏の不振が響いた。
\GDPの62%を占める個人消費は、景気減速による人員・賃金削減で第1四半期にゼロ成長、第2四半期も0.2%増にとどまった。後半に改善し、通期で0.8%増に持ち直したものの、前年実績を0.4ポイント下回った。
\国内総支出は0.1ポイント増の1.1%増となった。
\投資は12年の1.7%減から0.4%減に改善した。
\ポーランド経済は第3四半期に前年同期比で1.9%成長し、3四半期連続で加速。ブルームバーグ通信が集計したアナリスト予測中央値では第4四半期も2.4%成長したもようで、復調傾向は明らかだ。
\経済省は今年3%のプラスを見込んでいる。世界銀行も2.8%成長を予測している。
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