2014/2/5

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

アルバニア、送電線建設で融資契約延長

この記事の要約

アルバニア政府はこのほど、自国と隣国コソボの送電網を結ぶ送電線の建設計画に関し、ドイツ復興金融公庫(KfW)との融資契約の延長を承認したと発表した。これにより、アルバニアで送電線の建設の着手することが可能になった。\ ア […]

アルバニア政府はこのほど、自国と隣国コソボの送電網を結ぶ送電線の建設計画に関し、ドイツ復興金融公庫(KfW)との融資契約の延長を承認したと発表した。これにより、アルバニアで送電線の建設の着手することが可能になった。

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アルバニアとコソボは昨年12月、電力需要の増大に対応し、バルカン諸国の送電網への接続を可能にするため、両国を結ぶ総延長241キロメートルの400kV高圧送電線を建設することで合意した。建設費用7,540万ユーロは、KfWが半分は無償資金供与、半分は融資の形で提供する。コソボ側はすでに自国に建設する90キロメートルの送電線の建設を認可しており、クロアチアの建設会社ダレコヴォド(Dalekovod)が工事を担当することが決まっている。

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アルバニアは消費電力のほぼすべてを水力発電に頼っている。一方、コソボは98%が石炭火力発電で賄っている。送電線が完成すれば、両国間で電力の融通が可能になり、発電した電力の有効活用や電力逼迫時の協力が容易になると期待されている。

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