ロシア最大の発電タービンメーカー、シロブイエ・マシヌイ(パワー・マシーンズ)は先ごろ、ウズベキスタンのシルダリヤ火力発電所の近代化工事に着手した。
シロブイエ・マシヌイは2013年3月、ウズベキスタン電力公社(ウズベクエネルゴ)から同火力発電所の近代化工事を受注した。出力300メガワット(MW)の発電ユニット2基を改修し、出力を計50MW引き上げる。総工費は6,020万ユーロで、国家復興開発基金から一部助成を受ける。 シルダリヤ火力発電所は1981年に稼働を開始した中央アジア最大の火力発電所であり、国内発電量の32%を担っている。
一方、タシケント地方のチャルワクスク水力発電所の近代化工事は最終段階に進んでいる。シロブイエ・マシヌイは同水力発電所の発電ユニット4基の近代化を実施、出力を45.5MW引き上げる。これにより、発電量は年間1億2,000万キロワット時拡大するという。