チェコ統計局(CSU)が10日発表した2月のインフレ率は前月と同じ前年同月比で0.2%となり、2カ月連続で2009年10月以来の低水準となった。電力と天然ガスの料金下落が最大の押し下げ要因だった。
分野別では、電力(10.5%減)、天然ガス(9.1%減)、固定通信(10.1%減)、移動通信(15%減)で大きく下落した。
上昇した項目は、食品・ノンアルコール飲料(0.7%増)、アルコール飲料(3.3%増)、たばこ(5.1%増)だった。
交通・運輸は2.5%の上昇となったが、燃料価格下落の動きを反映して上昇率は鈍化した。
物品の価格は0.4%上昇した。サービス価格には変化がなかった。
(東欧経済ニュース2月19日号「チェコの1月インフレ率0.2%、09年10月以来の低水準」を参照)