2014/3/26

ポーランド

フォルクスワーゲンがブジェシニャに工場建設、「クラフター」生産へ

この記事の要約

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は18日、ポーランド西部のブジェシニャに商用車工場を建設すると発表した。トランスポーター「クラフター」の次世代モデルを生産する。 新工場は敷地面積が約220ヘクタールで、同社は車体製 […]

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は18日、ポーランド西部のブジェシニャに商用車工場を建設すると発表した。トランスポーター「クラフター」の次世代モデルを生産する。

新工場は敷地面積が約220ヘクタールで、同社は車体製造、塗装、最終組み立て施設を設置する。今年末に着工、2016年第4四半期から生産を開始する。雇用規模は少なくとも2,300人に上る見通し。現地当局によると、投資額は8億ユーロという。ブジェシニャはVWの商用車工場があるボズナンの西およそ50キロにあり、シナジー効果を期待できそうだ。

クラフターはダイムラーの「スプリンター」とプラットフォームを共有する姉妹車で、06年からダイムラーに生産を委託してきた。だが、VWは商用車分野でダイムラーを抜いて世界最大手になる目標を掲げており、この一環として大型トランスポーターの独自開発を進めル戦略を打ち出した。これを受けて昨年9月、ダイムラーとの協力関係を終了することで合意している。