2014/3/26

ハンガリー

国営電力MVM系企業、450MHz周波数帯を落札

この記事の要約

ハンガリーの国家メディア通信庁(NMHH)は14日、携帯電話向け450メガヘルツ(MHz)周波数帯の入札で、唯一の応札者だった国営電力会社MVM傘下のMVM NETテレコミュニケーションサービシズを落札企業に決定したと発 […]

ハンガリーの国家メディア通信庁(NMHH)は14日、携帯電話向け450メガヘルツ(MHz)周波数帯の入札で、唯一の応札者だった国営電力会社MVM傘下のMVM NETテレコミュニケーションサービシズを落札企業に決定したと発表した。MVM NETは今後8カ月間以内に全国の幹線道路・高速道路および9つの主要都市でネットワークを構築し、20カ月以内に国土の95%をカバーすることが求められる。

市場関係者によると、ネットワーク構築に要する費用は約1億米ドルにのぼると見られる。ただ、450MHz帯でのサービス提供により年間150億フォリント(4,800万ユーロ)の収入が見込まれるため、投資は数年で回収できる可能性が高いという。

ハンガリーの携帯電話サービス市場は、ドイツテレコム子会社のマジャールテレコム、テレノール、ボーダフォンの外資系3社が市場を分けあっているが、新たにMVM NETが4社目のキャリアとして加わることになる。

NMHHは今後、800MHz、900MHz、1,800MHz、2,600MHzおよび26ギガヘルツの各周波数帯の入札を実施する計画で、4月末に公告を行う。