2014/4/2

ロシア

アフトワズ、13年は赤字に転落

この記事の要約

ロシア自動車最大手アフトワズが3月28日発表した2013年通期決算の最終損益は79億ルーブルの赤字となり、前期の292億ルーブルの黒字から大幅に悪化した。景気減速による販売の落ち込みが響いた。売上高は7%減の1,770億 […]

ロシア自動車最大手アフトワズが3月28日発表した2013年通期決算の最終損益は79億ルーブルの赤字となり、前期の292億ルーブルの黒字から大幅に悪化した。景気減速による販売の落ち込みが響いた。売上高は7%減の1,770億ルーブルだった。

欧州ビジネス協会(AEB)によると、ロシアの13年の新車販売台数は前年比で5%減少した。今年1月は前年同月比1.6%減と減少幅が縮小したもようだが、クリミア編入問題をめぐって欧米諸国からの経済制裁が強化されれば景気後退に追い込まれ、自動車市場は大きな打撃を受ける可能性がある。

アフトワズのボー・アンダーソン社長は声明で、「2013年は容易ではない年だった」と述べたうえで、14年の主要目標は利益をあげることだと強調。「労働生産性の向上、製品品質の改善、新モデルの投入やコスト削減といった課題に集中的に取り組む」と表明した。

(1RUB=2.95JPY)