チェコ中銀の国立銀行(CNB)が3月31日発表した2013年の銀行業界統計によると、国内44行の最終利益は前年比4.9%減の613億9,700万コルナに縮小した。
上位行の最終利益はチェスカー・スポジテルナが前年比6.2%減の156億コルナ、CSOBが11%減の137億コルナ、ライファイゼンバンクが54%減の9億1,400万コルナ、コメルチニ・バンカが12.5%減の125億ユーロと、いずれも減益となった。ウニクレディトバンクは32億コルナと前年から横ばいだった。
国内銀行の業務利益は0.6%増の1,681億コルナ、手数料収入が12.1%増の498億コルナに増加した一方、金利収入は11.1%減の1,549億コルナに減少した。自己資本比率は前年の16.42%から17.22%に改善した。総資産高は5,100億コルナ増の5兆1,430億コルナだった。
銀行業界の就業者数は4万322人で、前年から14人増加したにとどまった。