2014/5/7

ロシア

ロシア経済成長率、第1四半期は0.8%

この記事の要約

ロシア経済開発省が4月29日発表したリポートによると、第1四半期の国内総生産(GDP、速報値、季節調整済み)は前年同期比で0.8%拡大した。前期比では0.5%縮小し、3四半期連続の成長にストップがかかった。 3月のGDP […]

ロシア経済開発省が4月29日発表したリポートによると、第1四半期の国内総生産(GDP、速報値、季節調整済み)は前年同期比で0.8%拡大した。前期比では0.5%縮小し、3四半期連続の成長にストップがかかった。

3月のGDPは前年同月比で1.3%、前月比で0.1%拡大した。流通や工業生産が伸びた一方で、天然資源輸出の縮小、設備投資の減少、建設需要の落ち込みが足を引っ張った。

1月と2月の年間成長率は、それぞれ0.7%、0.9%へ上方修正した。連邦統計局(ロススタット)が昨年のデータを下方修正したことで、結果として成長幅が大きくなった。速報値では0.5%、0.3%としていた。

第1四半期の貿易黒字は513億米ドルで前年同期を6.65%上回った。輸出が1.8%減の1,229億ドルだったのに対し、輸入は726億ドルと7.1%の落ち込みを示した。

国際通貨基金(IMF)は4月30日、ウクライナをめぐる緊張が続いていることを踏まえ、今年のロシア経済成長予測を従来の1.3%から0.2%へ引き下げた。4月8日の下方修正に続くもので、1カ月の間に2度見直すという異例の事態となった。

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