2014/5/21

ポーランド

韓国の新韓銀行、ポーランドに進出

この記事の要約

韓国の新韓銀行が、同国の銀行として初めてポーランドに進出する。事業許可は4月末にポーランド金融当局から取得済みで、遅くとも第3四半期中に駐在員事務所を開設する。業務は独フランクフルトの現地法人を通して行う。今月上旬カザフ […]

韓国の新韓銀行が、同国の銀行として初めてポーランドに進出する。事業許可は4月末にポーランド金融当局から取得済みで、遅くとも第3四半期中に駐在員事務所を開設する。業務は独フランクフルトの現地法人を通して行う。今月上旬カザフスタンで開かれたアジア開発銀行の年次総会に出席した徐辰源社長が明らかにした。

ポーランドには韓国メーカーが数多く進出している。新韓銀行はまずこれらの企業顧客へのサービス提供に注力する。事業の進展に応じて事務所を支店に格上げする方針だ。ポーランド拠点を通して、チェコやスロバキアなど近隣国への事業進出の機会も伺う。

新韓銀行は近年、自国市場が飽和状態に達していることから国際市場開拓に力を入れている。自力で一から事業基盤を作るのは容易でないとして、進出先での買収にも意欲的だ。ポーランドでも現地銀行買収の可能性を積極的に検討するとしている。