ポーランド3位のCATV網運営会社、マルチメディア・ポルスカS.A.は15日、ワルシャワ証券取引所で新規株式公開（IPO）を実施する計画を明らかにした。M2インベストメンツ、トリ・メディア・ホールディングスなどの株主連合が保有する発行済み株式のうち4,520万株（49％）を放出する。6月11日に上場の予定。市場資金の調達額は9億4,830万ズロチ（3億1,000万ドル）を見込む。ポーランドでの大型上場は昨年12月の電力大手エネルガ（調達額21億7,000万ズロチ）に続くもので、今年に入ってからは初めてだ。
公募価格の上限は1株当たり21ズロチ。。15～28日にブックビルディングを行い、売出し価格を決定する。
マルチメディア・ポルスカは契約者数（13年末）が82万6,000人で、14年1－3月期の売上高は1億7,600ズロチ（5,700万ドル）だった。
マルチメディア・ポスルカへの出資比率はM2インベストメンツが51.93％、トリ・メディア・ホールディングスが46.49、その他が1.58％。株主連合はIPO実現後180日間、株式の追加放出を行わない。
