2014/5/21

ポーランド

フィアット、ティヒ工場に7.8億ユーロ投資

この記事の要約

伊自動車大手フィアットは、ポーランドのティヒ工場に23億6,000万ズロチ(7億8,400万ユーロ)を投資して生産能力を増強する。8日付け現地紙『プルス・ビズネス』が伝えた。サブコンパクトカー「プント」の後継モデルを生産 […]

伊自動車大手フィアットは、ポーランドのティヒ工場に23億6,000万ズロチ(7億8,400万ユーロ)を投資して生産能力を増強する。8日付け現地紙『プルス・ビズネス』が伝えた。サブコンパクトカー「プント」の後継モデルを生産するための態勢を整える。

ティヒ工場は現在3,000人を雇用し、フィアット「500」、アバルト「500」、ランチア「イプシロン」、フォード「Ka」などを生産している。『プルス・ビズネス』紙によると、プントの後継モデルの生産開始に向け、生産ラインの増設や新技術の導入を実施し、420人を追加雇用するという。プントの後継モデルはフィアットとクライスラー・グループが共同開発した新型アーキテクチャーを採用した5ドアハッチバックで、名称は「500プラス」を予定している。2016年に発売し、年間18万台を生産する計画だ。

2005年に発売されたプントは現在、イタリアのメルフィ工場で生産されている。JATOダイナミクスによると、2013年の同車の欧州での販売台数は10万3,822台と、前年から22%減少した。