2014/5/21

ポーランド

ポズナニ圏の自治体連合、近郊交通高速化を計画

この記事の要約

ポズナニ市とその周辺自治体が、欧州連合(EU)の助成金を活用して近郊交通の高速化に取り組む。これらの自治体で作るメトロポリア・ポズナニ協会の計画案を各自治体で検討し、7月以降、行政当局が評価作業に入る予定だ。 計画案によ […]

ポズナニ市とその周辺自治体が、欧州連合(EU)の助成金を活用して近郊交通の高速化に取り組む。これらの自治体で作るメトロポリア・ポズナニ協会の計画案を各自治体で検討し、7月以降、行政当局が評価作業に入る予定だ。

計画案によると、ポズナニ圏に鉄道幹線9本を整備する。ポズナニ市内の10駅を含め、幹線沿いに乗換駅60駅を設ける。幹線はポズナニとグニエズノ、ヴォングロヴィエツ、ロゴジノ、ヴロンキ、ノヴィ・トミシル、グロジスク・ヴィエルコポスルキ、コシチャン、ヤロチン、ヴジェシュナをそれぞれつなぐ。

自治体側では総工費1億2,800万ユーロのうち1億900万ユーロをEU地域開発基金の助成でまかなえるとみている。また、ヴィエルコポスルカ県の地域開発予算から、鉄道車両近代化に1億2,750万ユーロ、バス購入に1,800万ユーロ、鉄道駅近代化に6,000万ユーロの助成を見込む。さらに、鉄道インフラの近代化・拡張については、ポーランドを対象とするEUの実施プログラム(OP)「インフラ・環境」から6億ユーロの受給を狙う。