2014/6/18

CIS諸国

トルクメニスタン大型ガス化学プラント、イオネスのHDPE技術採用へ

この記事の要約

スイス化学大手イネオスの技術部門であるイネオス・テクノロジーズは10日、トルクメニスタンの大型ガス化学プラントに自社の高密度ポリエチレン(HDPE)製造技術「Innovene S」の技術供与でライセンス契約を結んだと発表 […]

スイス化学大手イネオスの技術部門であるイネオス・テクノロジーズは10日、トルクメニスタンの大型ガス化学プラントに自社の高密度ポリエチレン(HDPE)製造技術「Innovene S」の技術供与でライセンス契約を結んだと発表した。契約額は未公表。設備は2018年に稼働する予定だ。

このプロジェクトは、カスピ海沿岸のトルクメンバシに近いキアンリに、エチレン、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリプロピレンを製造するプラントを建設するもので、トルクメニスタンの国営ガス会社トルクメンガスが進めている。建設工事は5月、東洋エンジニアリングと韓国の現代エンジニアリング、現代建設、LGインターナショナルが8億米ドル超で共同受注した。

Innovene Sはスラリー重合法によるモノモーダル/バイモーダルHDPEの製造技術。

(東欧経済ニュース5月21日号「東洋エンジニアリング、トルクメニスタンでプラント受注」を参照)