独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は9日、2014年上期(1-6月期)の世界販売が前年同期比12.5%増の52万2,500台となり、上半期の販売で初めて50万台を超えたと発表した。西欧・中欧や中国が好調でけん引した。
地域別販売台数は、西欧が21万7,900台(17%増)。国別では、ドイツが12.2%増の7万6,600台、英国も24.7%増の4万900台に伸び、フランス、スペイン、スイス、オランダ、イタリアなどでも2ケタ増を確保した。
東欧は前年同期(5万9,100台)を若干下回る5万8,700台。主力市場のロシアが前年並みの4万2,000台だった。これにより6月末時点の東欧市場における市場シェアは約4.8%となった。
中欧では27.6%増の7万8,600台。母国チェコで22.9%増の3万4,800台を販売したほか、ポーランドで36%増の2万6,200台と大幅に増加。クロアチア、スロベニアでも大きく伸びた。
シュコダにとって最大市場の中国は8.7%増の13万700台を販売。このほか、イスラエル(11.3%増の8,200台)、アルジェリア(16.6%増の6,200台)などでも好調に推移した。