丸紅は16日、三井三池製作所と共同でロシア最大手の港湾会社JSCボストチヌイ・ポート(JSC)から港湾向け石炭搬出設備を受注したと発表した。契約規模は35億ルーブル(約103億円)で、来年11月中旬までの納入が予定されている。
沿海地方のナホトカ湾内にあるボストチヌイ港に、カーダンパー、スタッカー、リクレーマ(運搬能力:毎時3,000トン)などの荷役設備を納入する。
JSCは石炭に特化したロシアの港湾大手。売上の99.99%を石炭輸送が占める。そのほとんどが日本など東アジア向けだ。
現在、コンベア式とバケット式の2つのターミナルが稼動しており、その年間処理能力はそれぞれ1,420万トン、300万トンに上る。新ターミナルの建設で、処理能力を倍増させる。