2014/7/30

ポーランド

BASF、ポーランドで自動車用触媒の新工場を稼働

この記事の要約

独化学大手のBASFは18日、ポーランド西部のシロダ・シロンスカ(ヴロツワフ近郊)に建設した自動車用排ガス浄化触媒の新工場を稼働させた。同工場の製品は欧州連合(EU)の排ガス規制「ユーロ6/VI」の対応策として、ガソリン […]

独化学大手のBASFは18日、ポーランド西部のシロダ・シロンスカ(ヴロツワフ近郊)に建設した自動車用排ガス浄化触媒の新工場を稼働させた。同工場の製品は欧州連合(EU)の排ガス規制「ユーロ6/VI」の対応策として、ガソリンエンジンを搭載した乗用車や、ディーゼルエンジンを搭載した乗用車および商用車に投入される。今後さらに増築し、2016年までに生産ラインを10ラインに拡大する予定。

同工場では選択還元型触媒(SCR)、SCR・オン・フィルタ(SCRoF)、オゾンを浄化するための触媒「PremAir」を生産する。

初期投資は9,000万ユーロで、今年4月に試験生産を開始した。6月からは2本の生産ラインが稼働しており、従業員は現在約100人。今後の増築により、投資は総額で約1億5,000万ユーロとなる計画。2016年までに10本の生産ライン全てが稼働すると従業員数は400人を超える予定。