欧州連合(EU)の政策金融機関である欧州投資銀行(EIB)は22日、ポーランド電力大手タウロン・ポルスカ・エネルギアに2億9,500万ズロチ(9,598万ユーロ)を融資したと発表した。配電網の整備や再生可能エネルギー事業を支援するのが目的。
タウロンに対するEIBの融資は今回が4回目で、融資総額は17億ズロチ(5億5,340万ユーロ)となる。タウロンはこれまで、EIBの融資をヤヴォジュノ発電所でのバイオマス発電プラント建設プロジェクトなどに活用している。
国内消費電力の88%を石炭火力発電に依存するポーランドは、二酸化炭素排出量をEUが定める基準に従って削減するため巨額の投資を行う必要がある。国内4位の電力会社であるタウロンは2021年までに1,200億ズロチを投資する計画だ。