2014/7/30

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ペトキム港湾事業にゴールドマン・サックス資本参加、コンテナ港開発本格化

この記事の要約

トルコの化学大手ペトキムはこのほど、港湾運営子会社ペトリムの出資シェア30%を米投資銀行ゴールドマン・サックスに2億5,000万米ドルで売却することで基本合意した。同時に、現地銀行最大手アクバンクとも2億1,100万米ド […]

トルコの化学大手ペトキムはこのほど、港湾運営子会社ペトリムの出資シェア30%を米投資銀行ゴールドマン・サックスに2億5,000万米ドルで売却することで基本合意した。同時に、現地銀行最大手アクバンクとも2億1,100万米ドルの融資契約で基本合意し、コンテナ港開発プロジェクトの投資資金を確保した。現地日刊紙『フュリエット』が21日付で報じた。

ぺトキムとぺトリムはアゼルバイジャンの国営石油会社(SOCAR)の現地子会社。ペトキムは2010年に社内組織改編に乗り出し、その一環でペトリムを設立。イズミール地方のアリアガにトルコで3番目となるコンテナ港の開発に着手した。SOCARは同コンテナ港の開発に総額約3億米ドルを投資する計画だ。

新しいコンテナ港は15年第4四半期の完成を目指す。同港はトルコ国内の港として初めて輸送量1万1,000TEU(20フィートコンテナ換算)規模の船舶の停泊が可能となる。総施設面積は48万平方メートルで、当初のコンテナ取扱能力は150万TEUを予定している。