2014/8/6

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

加原子力大手、中国CNPECと提携・ルーマニアの原子炉増設で

この記事の要約

カナダの原子力大手キャンドゥ・エナジーと中国核電工程有限公司(CNPEC)は7月25日、ルーマニアのチェルナボーダ原子力発電所の原子炉2基の建設で提携することに正式合意したと発表した。 CNPECは昨年11月、チェルナボ […]

カナダの原子力大手キャンドゥ・エナジーと中国核電工程有限公司(CNPEC)は7月25日、ルーマニアのチェルナボーダ原子力発電所の原子炉2基の建設で提携することに正式合意したと発表した。

CNPECは昨年11月、チェルナボーダ原発を運営する国営企業ヌクレアルエレクトリカとの間で3号機及び4号機への投資と開発に関する覚書を締結。現在は最終合意に向け交渉を行っている。キャンドゥ・エナジーの広報は、将来原子炉が建設される際に技術提供を行う「拘束的かつ排他的協力に関する合意」をCNPECと結んだと明らかにし、「ルーマニアで拡大している原子力エネルギー需要に対応するためCNPECと協力することを楽しみにしている」と述べた。

チェルナボーダ原発では現在、2基のカナダ型重水炉(CANDU炉)が稼働しており、国内エネルギー需要の20%を賄っている。