2014/8/20

チェコ・スロバキア

チェコ6月工業生産高、8.2%増加

この記事の要約

チェコ統計局(CSU)が6日発表した6月の工業生産高(季節調整済み、速報値)は実質ベースで前年同月比8.2%増となり、伸び率は5月の2.5%を大きく上回った。同日発表の6月建設業生産高も5.1%増となり、経済に勢いがつい […]

チェコ統計局(CSU)が6日発表した6月の工業生産高(季節調整済み、速報値)は実質ベースで前年同月比8.2%増となり、伸び率は5月の2.5%を大きく上回った。同日発表の6月建設業生産高も5.1%増となり、経済に勢いがついてきた様子がうかがえる。製造業景況感(PMI)も依然として良好で、今後も成長が続く見通しだ。ただし、重要な取引先であるドイツで6月の国外受注高が4.1%も縮小したことや、欧州連合(EU)の対ロシア制裁の影響が懸念材料となっている。

6月は中核産業である自動車産業が15.1%増と全体をけん引した。電機産業、ゴム・プラスチック産業もそれぞれ17.4%、13%の好調な伸びを示した。

一方、輸送機器は14.4%減と大きく後退。公益部門と鉱業もともに2.7%縮小した。

新規受注は15.8%増加した。国内受注の伸び率が10%だったのに対し、国外は19.1%にも上った。