2014/8/20

ロシア

ロシア新車市場低迷、7月は22.9%減

この記事の要約

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が8日発表した2014年7月の国内新車(乗用車・小型商用車)販売は前年同月比22.9%減の18万767台と大幅に落ち込んだ。1~7月の累計は前年同期比9.9%減の141万606台となって […]

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が8日発表した2014年7月の国内新車(乗用車・小型商用車)販売は前年同月比22.9%減の18万767台と大幅に落ち込んだ。1~7月の累計は前年同期比9.9%減の141万606台となっている。

AEB自動車製造業者委員会(AMC)のシュライバー会長は、「7月になり自動車市場の収縮は勢いを増している。全体的な傾向は悲観的で、すぐに根本的な改善は望めそうにない」とコメント。また、「8月末に開幕するモスクワモーターショーが通常は需要の高い秋のシーズンに車の購入を促す刺激的効果がある」としながらも、今年は通常通りに推移するかわからないとの悲観的な見解も示している。

7月のメーカー・ブランド別の販売台数は、国内自動車最大手アフトワズのラーダが前年同月比25%減の2万8,014台と低迷。2位のルノーは16%減の1万5,219台、3位の起亜は11%減の1万5,303台だった。上位20社では、シュコダ(7,064台、4%増)、メルセデス・ベンツ(4,323台、13%増)、マツダ(3,743台、13%増)が前年実績を上回った。