2014/9/17

ハンガリー

ハンガリー、EU中期予算で欧州委とパートナーシップ協定調印

この記事の要約

欧州連合(EU)欧州委員会は11日、2014~20年のEU中期予算に関連し、ハンガリーとパートナーシップ協定(PA)に調印した。新しい結束政策の枠組みに基づき、複数のEU基金を活用したプロジェクト推進の道筋を示すもので、 […]

欧州連合(EU)欧州委員会は11日、2014~20年のEU中期予算に関連し、ハンガリーとパートナーシップ協定(PA)に調印した。新しい結束政策の枠組みに基づき、複数のEU基金を活用したプロジェクト推進の道筋を示すもので、ハンガリーに総額254億ユーロを助成する。ハンガリー政府や投資家などの負担分を合わせると、投資総額は345億ユーロ(約12兆フォリント)に上る。

ハンガリー政府は、今回の中期予算では割当分の60%までを経済振興目的に支出すると強調。重点として、中小企業への支援強化や幹線道路網の整備を挙げた。

新しい結束政策の枠組みではまず、加盟国が経済成長や競争力の強化に向けた個々の措置(実施プログラム:OP)を全体の中で位置づけ、具体的にどのような優先順位・手順で実行に移すのか、達成度をどう測るかなど、具体案(PA案)を欧州委に提出する。欧州委が案を承認し、加盟国とPAを結ぶことが、OP施行、助成金支給の前提となる。

EUはこの手続きを踏むことで、複数の基金を活用した投資プロジェクトが効率的に進むと見込んでいる。これまでにハンガリーのほか、15カ国が欧州委とPAに調印を済ませた。