2014/9/17

チェコ・スロバキア

シュコダ自、8月販売は14.3%増

この記事の要約

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は8日、2014年8月の世界販売台数が前年同月比14.3%増の7万3,200台となり、8月の販売では過去最高を更新したと発表した。西欧、中国、中欧の […]

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は8日、2014年8月の世界販売台数が前年同月比14.3%増の7万3,200台となり、8月の販売では過去最高を更新したと発表した。西欧、中国、中欧の販売が好調だった。

シュコダのヴェルナー・アイヒホルン取締役(販売・マーケティング担当)は販売好調について、「すべての市場で新たに投入したモデルが新たな顧客層を開拓している様子が見受けられる」と説明、10月のパリモーターショーで世界初披露する新型「ファビア」が同社のモデルキャンペーンにおいて重要な次のステップになるとの見解を示した。フルモデルチェンジした3代目「ファビア」は11月に市場投入する予定。

■ 西欧は14.5%増、母国チェコでは33.2%増

8月の地域別販売では、西欧が前年同月比14.5%増の2万4,500台となり、市場シェアを3.8%に伸ばした。ドイツが18.8%増の1万500台、英国が18.5%増の2,600台となったほか、スウェーデン、ベルギー、スペイン、ノルウェー、イタリア、ギリシャ、ポルトガルでも2ケタ増の成長を示した。

中欧も32.4%増の1万1,200台と大幅に伸びた。母国チェコが33.2%増の5,900台となり、市場シェアを42.2%とした。ポーランド(3,000台、30.5%増)、スロバキア(1,300台、44.6%増)などでも販売が好調だった。

東欧は1万台で、前年同月(1万500台)から約5%減少。ロシアが4.2%減の6,800台にとどまった。

同社にとって最大市場の中国は2万1,600台と19.1%の増加。これに対し、インドは1,000台(前年同月:1,500台)にとどまり、低迷が続いている。