2014/9/24

ロシア

エジプト政府、露アフトワズに自動車合弁事業を提案か

この記事の要約

エジプト政府がロシア自動車最大手のアフトワズに国内自動車メーカーのナスルとの合弁事業を提案したもようだ。エジプトのムニール・ファクリ・アブデル・ヌール工業相が16日、訪問中のモスクワで明らかにしたという。ロシアのRIAノ […]

エジプト政府がロシア自動車最大手のアフトワズに国内自動車メーカーのナスルとの合弁事業を提案したもようだ。エジプトのムニール・ファクリ・アブデル・ヌール工業相が16日、訪問中のモスクワで明らかにしたという。ロシアのRIAノーボスチ通信が16日報じた。

同通信によると、ナスルは1960年に設立された国営自動車会社で、現在は伊フィアットのモデルをライセンス生産している。ただ、生産規模は縮小しており、アフトワズとの合弁事業により企業再建を図りたい考えという。アフトワズは2006年にカイロで「ラーダ」ブランドの乗用車を生産する工場を立ち上げたが、エジプトの政情不安を理由に生産を停止した経緯がある。

ロシアの有力経済紙『コメルサント』によると、ロシアのトラック大手カマズもエジプトでの生産に関心を示している。カマズは2007年にエジプトでの工場建設を計画したが、輸出にとどまり実現しなかった経験があるという。