フィンランドのタイヤ大手ノキアンタイヤズは17日、フィンランドのノキアにある乗用車用タイヤ工場で生産調整に向けた労組との交渉を9月25日に開始すると発表した。ロシアと独立国家共同体(CIS)諸国の景気低迷を受けた措置で、同地域では今後も乗用車用の新車装着タイヤおよび市販タイヤの需要縮小が続くと予想している。ただ、西欧市場では販売が増加するとの見通しを示している。
今回の交渉では生産ラインの停止やシフト調整、生産効率の改善措置などがテーマとなる予定。2014年末から2015年にかけてレイオフ(一時解雇)を実施する方針であり、最大9人を解雇する可能性もあると説明している。生産、メンテナンス、品質管理部門の従業員約570人が対象になるという。