米ストレータム・エナジーは来年、ルーマニアに1億5,000万米ドルを投資する。天然ガスの埋蔵が確認された東部バカウ県モイネシュティ近郊における開発が目的だ。ルズヴァン・ニコレスク・エネルギー相によると、これにより、ストレータムは天然ガス生産でロムガス、OMVペトロムに次いで国内3位に躍り出る。
同鉱区では年間生産規模が5億立法メートルを超えると予想され、エネルギー相は「2020年の天然ガス自給自足も夢ではなくなってきた」と話している。
ルーマニアは年間ガス需要のうち110億立法メートルを国内生産で、25億~30億立法メートルをロシアからの輸入でまかなっている。黒海海底に大規模なガス田を有するが、その生産がスタートするのは4~5年後と見込まれる。