2014/10/1

CIS諸国

モルドバ、EU加盟を来年申請

この記事の要約

ルーマニアと国境を接するモルドバ共和国が来年、欧州連合(EU)への加盟を申請する方針だ。2020年にも加盟の条件を満たすとみている。米政府系国際放送局のラジオ・フリーヨーロッパが27日、ナタリア・ギェルマン外務相(自由民 […]

ルーマニアと国境を接するモルドバ共和国が来年、欧州連合(EU)への加盟を申請する方針だ。2020年にも加盟の条件を満たすとみている。米政府系国際放送局のラジオ・フリーヨーロッパが27日、ナタリア・ギェルマン外務相(自由民主党:PLDM)の話として伝えた。

ギェルマン外相は、「2009年の組閣後、政府はロシアとEUの間を行ったり来たりする外交姿勢と決別し、EU諸国を戦略的パートナーと明確に定義した」と発言。独立国家共同体(CIS)に加盟していることについては、あくまでも経済レベルの協力にとどまり、政治・安全保障分野の会議には出席していないとし、ロシアとの距離を強調した。

PLDMのヴラド・フィラト党首も先月初め、「モルドバをEUの正式な一員とする」目標を宣言。2020年にも加盟が実現するとの見通しを示している。