2014/10/8

ポーランド

味の素、冷凍餃子生産でポーランド社と合弁

この記事の要約

味の素は6日、ポーランドの生産委託先であるヤボと、冷凍餃子を生産する合弁会社を設立したと発表した。戦略市場の一つである欧州で開発・生産体制を整え、事業を強化する狙い。欧州事業売上高を、昨年度の約17億円から2016年度に […]

味の素は6日、ポーランドの生産委託先であるヤボと、冷凍餃子を生産する合弁会社を設立したと発表した。戦略市場の一つである欧州で開発・生産体制を整え、事業を強化する狙い。欧州事業売上高を、昨年度の約17億円から2016年度に約40億円へと倍増させる目標だ。

合弁会社の名称は「味の素ヤボ」。南部シロンスク県チェンストホヴァ市に拠点を置く。資本金180万ユーロ(約2億5,000万円)で、味の素が51%、ヤボが49%を出資する。

合弁会社ではヤボが生産を担当する。味の素は販売を受け持つほか、生産・開発でヤボを技術的に支援する。

来年3月からチキン&ベジタブル餃子を生産し、欧州連合(EU)市場に出荷する。将来的には日本食だけでなく、中国、韓国、タイ、インドなどのアジア食も扱っていく予定だ。

ヤボは1992年創業で冷凍食品の製造販売を手がける。年商規模は約760万ユーロ(約10億5,000万円)。昨年夏から味の素の冷凍餃子を受託生産している。(東欧経済ニュース7月30日付「味の素、ポーランド冷食メーカーと合弁設立へ」を参照)