2014/11/5

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

EBRD、ルーマニアの港湾都市インフラ整備に融資

この記事の要約

欧州復興開発銀行(EBRD)は10月27日、ルーマニアのガラチ市が進める公共交通インフラ増強プロジェクトに金融支援を行うと発表した。1億レウを貸付け、90万ユーロを無償供与する。資金は幹線道路と水道設備の近代化、トロリー […]

欧州復興開発銀行(EBRD)は10月27日、ルーマニアのガラチ市が進める公共交通インフラ増強プロジェクトに金融支援を行うと発表した。1億レウを貸付け、90万ユーロを無償供与する。資金は幹線道路と水道設備の近代化、トロリーバスの購入、料金自動徴収システムの導入などに充てられる予定だ。

ルーマニア東部のドナウ川沿いに位置するガラチ市は人口25万人。ガラチ港の港湾施設を中心として海軍造船所、製鉄所、鉱物輸出用施設などがあり、ルーマニアの輸送システムの要となっている。

同市はEBRDの支援を受け、欧州連合(EU)基準に合致した都市交通計画の導入を目指す。また道路整備資金を確保するための基金を立ち上げるとともに、商業的に持続可能な営業を目的とする公共サービスのパフォーマンスベース契約を導入する。

EBRDはルーマニアの都市交通システムを改善するため、これまでに約1億8,000万ユーロを投資している。(1RON=31.20JPY)