2014/11/5

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ルーマニアの事業環境改善=世銀リポート

この記事の要約

世界銀行が10月28日発表したリポート『ビジネス環境の現状2015』によると、ルーマニアの事業環境は対象となった世界189カ国・地域の48位となり、昨年から順位を2つ上げた。税制の改善が評価された。 評価されたのは、◇税 […]

世界銀行が10月28日発表したリポート『ビジネス環境の現状2015』によると、ルーマニアの事業環境は対象となった世界189カ国・地域の48位となり、昨年から順位を2つ上げた。税制の改善が評価された。

評価されたのは、◇税金のクレジットカード決済が可能になった◇納める税金の種類が39から14に縮小した◇企業が納税手続きに費やす時間が年200時間から159時間に短縮した◇企業設立手続き◇法人融資の調達――など。一方で、電力契約(171位)や建築許可の取得(140位)は依然として大きな弱点となっている。

『ビジネス環境の現状』では、事業のやりやすさを11の基準に照らして測っている。今年から判定基準が変わったため、ルーマニアは昨年のリポートで73位だったが、新基準では50位となった。

トップ3はシンガポール、ニュージーランド、香港。欧州ではデンマーク(4位)、ノルウェー(6位)、英国(8位)、フィンランド(9位)が10位内に入った。

中東欧では17位のエストニアが最高で、ラトビア(23位)、リトアニア(24位)、マケドニア(30位)と続いた。日本は29位だった。