チェコのタイヤメーカー、ミタスはこのほど、セルビアの工場を拡充する意向を表明した。一部メディアの報道によると、セルビア・ルマ工場の年産能力を従来の1万6,200本から2万6,000本に引き上げる方針で、この計画に数百万ユーロを投資するという。同社は今年、新たな物流センターも開設し、南欧、東欧、中東での営業活動を強化したばかり。
ミタスはセルビアでトラクターやコンバインなど農業機械向けのタイヤを生産し、80ヵ国に輸出している。主な輸出先はポーランドとロシア。同工場の他に、米国に1ヵ所、本拠地のチェコに3ヵ所の工場を展開している。ルマ工場には2010年から総額約1,200万ユーロを投資してきたという。
ミタスの昨年の売上高は約180億コルナ。最終利益は14億コルナだった。(1CZK=5.17JPY)