デンマークの風力発電機大手ヴェスタス(Vestas)はこのほど、ドイツの電力会社シュテーク(STEAG)からトルコの風力発電所建設事業で風力タービンを受注したと発表した。トルコ西部エディルネに計画されている風力発電所「Suloglu」に風力タービン「V126」を20基設置する。部品の調達、設置、稼働のほか10年間の保守サービスも請け負う。2015年第2四半期に設置作業を開始し、第4四半期に稼働させる。
V126は微風地帯向けの風力タービンで、トルコへの設置は今回が初めてとなる。
風力発電所「Suloglu」は発電能力が計66メガワット(MW)となる。稼働後の発電容量は年23万4,000メガワット時(MWh)で、これは4万人以上の年間電力消費量に相当する。また二酸化炭素(CO2)削減効果は年10万7,600トンになるという。
ヴェスタスのスペイン子会社のグラツィーノ社長は、「トルコはヴェスタスにとって重要な市場だ。今回の受注を通して、トルコ市場でのヴェスタスのポジションを強化する」とコメントした。
ヴェスタスの今年のトルコからの受注は今回で4件となった。