2014/11/12

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

セルビア、IMFと融資協議開始

この記事の要約

セルビア政府は4日、国際通貨基金(IMF)と新規融資実施に向けた協議を開始した。2012年に交渉が決裂して以来の協議となる。セルビア中央銀行のサビッチ総裁はブルームバーグに明らかにしたところによると、緊急時に即応できる期 […]

セルビア政府は4日、国際通貨基金(IMF)と新規融資実施に向けた協議を開始した。2012年に交渉が決裂して以来の協議となる。セルビア中央銀行のサビッチ総裁はブルームバーグに明らかにしたところによると、緊急時に即応できる期間3年のスタンバイ融資の確保を目指す。

協議は20日まで行われる予定。セルビア経済の現状、経済政策の目標および達成に向けた具体策を中心に話し合い、融資実施の可否や条件を決める。ヴヨヴィッチ財務相は国営放送の番組で、12月25日までに合意に至るとの見通しを示した。

セルビア政府は財政赤字削減策、構造改革、労働市場改革に加え、国営会社と公務員のリストラ策も提示する。セルティッチ経済相は赤字が続く国営企業約100社を閉鎖し、公務員約数千人を解雇する方針であることを明らかにしている。

今年の政府修正予算にはユーロ建て国債による12億5,000万ユーロの調達が盛り込まれており、年内の実施を予定している。セルビアは12年9月から13年11月までにユーロ建て国債を4回発行し、42億5,000万ユーロを調達している。

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