2014/12/3

ハンガリー

ハンガリー中銀、政策金利2.1%で据え置き

この記事の要約

ハンガリー国立銀行(MNB)の金融政策理事会は11月25日、主要政策金利を2.1%に据え置くことを決定した。4カ月連続で史上最低水準の金利が維持される。据え置きは市場の予想通り。 理事会は会合後の声明の中で、今後も経済成 […]

ハンガリー国立銀行(MNB)の金融政策理事会は11月25日、主要政策金利を2.1%に据え置くことを決定した。4カ月連続で史上最低水準の金利が維持される。据え置きは市場の予想通り。

理事会は会合後の声明の中で、今後も経済成長が続くとの見通しを示す一方、生産の伸びが潜在的な水準を依然として下回っていることから、インフレ率の押し下げ圧力が継続するとの見方を示した。また内需が拡大する一方外需の回復が遅れており、稼働率の上昇が緩やかなことなどから、インフレ圧力は穏やかなものに止まるとしている。

10月の消費者物価は前年同月比マイナス0.4%と2カ月連続の低下となった。MNBは今年の平均インフレ率を0.1%と予想する一方、来年は2.5%に上昇すると予測している。